花の命は短くて…

勤務先のプランターの日日草

先月5日、勤務先のマンションのプランターに「日日草」を植えた。

プランターを新しいものにし、培養土、底石、肥料と一通り買いそろえて、花の世話も丁寧にやったつもりだ。

しかし、日日草はほとんど咲いてくれなかった。

 

最大の原因は日当たりの悪さにあると思う。

プランターの花は住民さんの目を楽しませるために植えているので、玄関先や通路の脇に置くしかない。

そこはたいていの場所が北向きで、ほとんど日が当たらない。

私の多少の努力など、自然の法則の前では無力だといっていい。

 

今月25日に冬の花として「葉牡丹」がやって来る。

日日草はその日をもってお役御免となる。

小説家・林芙美子の「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」の言葉通り、プランターの日日草につらい思いをさせてしまった。

日日草に謝らなくてはいけない。

プランターの日日草は小さな花をほんの少しつけているだけだ

マンションの玄関先に置いたプランター。背後に壁や柱があり、太陽の光はまったく当たらないない