雲の機嫌は直らず

けさのあべのハルカス方面

きのうの夜、寝る前に「このところ朝も夕方も、いい雲に恵まれないな」と思い、天気予報を見た。

けさはまずまずの予報だった。

朝起きてから「よし、雲に機嫌を直してもらおう」と、いつもの高速道路の高架下へ行った。

しかし…。

 

東の空の雲は厚く、それなりの表情を見せてくれたものの、鮮やかな朝焼けというわけにはいかなかった。

「雲の機嫌は直らずだな」と思いながら引き揚げた。

スタンバイしたのは、日の出の時刻(きょうは5時14分)の30分ほど前だった。雲は染まりそうに見えたが…

一時、紫に染まっていた雲も、次第に色あせ、墨絵のような光景になった

空の底に流れてきた雲が赤く染まった。「ちょっとくらいいいところを見せてやるよ」と雲に言われているような気がした

朝焼けが見られる時間帯を過ぎてから、低空の雲が晴れた。「遅いよ」と雲に文句を言いたくなった