待てば空路の日和あり

けさのあべのハルカス方面。少し太くなった飛行機雲がかかっている

きょうも24時間勤務となった。

今月中は人のやり繰りがつかず、休みの日の前はこうなることを覚悟していた。

「焦ってどうなるものでもない。悠然と構えようじゃないか」と思い、けさはあべのハルカス方面の朝焼けを撮りに行くことにした。

日の出の方角が南寄りになり、高速道路の高架下からだとあべのハルカスと朝焼けが絡まないので、天王寺動物園の南の道路沿いへ行った。

 

天気予報は曇り。

空を見上げても全体が雲に覆われているようだったが、雲は薄そうに見えた。

しかし、実際の雲は思ったより厚く、空が染まらないまま時間が過ぎていった。

「けさのタイトルは『雲はほほ笑まず』だな」と思い、移動しようとしたところ…。

 

あべのハルカスの上空に、少し太くなった飛行機雲が流れてきた。

その雲が朝日を受けて輝き、印象的な光景となった。

「引き揚げなくてよかった。待てば海路の日和ありというが、これは待てば空路の日和ありだな」と思った。

スタンバイしたのは日の出の時刻(きょうは午前6時42分)の30分ほど前。空を覆っている雲が染まりそうだなと思っていた

空がほんの少し赤く染まる時間帯もあるにはあったが…

やがて雲の表情も乏しくなり、「きょうはこれくらいにしといてやるか」と思った

それでも粘っていると、あべのハルカスのすぐ上に飛行機雲がうっすらと見え、そのうちにはっきりとした雲が流れてきた