大げさに言うなよと思いつつ

きょうの夜、あべのハルカスの脇から姿を現した満月

けさ、ラジオで天気予報を聞いていたら、「きょうは満月です」と言っていた。

「それじゃ、どこかへ撮りに行くか」と思い、ネットで月の出の時刻や月の特徴を調べた。

すると、今月はきょうと31日の2回も満月の日があると出ていた。

そして、今年は今月31日の満月が最も大きく、きょうの満月はそれに次ぐ大きさのスーパームーンだとも書かれていた。

 

それを見て「大げさに言うなよ」と思った。

月の満ち欠けの周期は約29.5日なので、月の初めに満月の日があれば、月の終わりにもう一度満月の日が来る。

至極当たり前のことだ。

スーパームーンも平均より何パーセント大きいとか明るいとか言うが、大きい小さいは重ねないとわからないレベルだ。

だいたい月や太陽は頭の中のイメージでは大きいが、実際には写真を大きく撮ろうとすると超望遠レンズが必要なくらい小さい。

空にぽっかり浮かんだ月を見て、「ほほう、きょうの月は普段より大きいな」なんて思う人はいないといっていい。

 

というように、きょうの満月の評価に対して難癖をつけながらも、月を撮りに行った。

狼男のように満月を見て変身できるわけじゃないが、じっとしているわけにはいかない。

撮影場所は天王寺動物園の上の歩道だった。

そこから見ると、あべのハルカスの周辺の空が広い。

東の空に厚めの雲がかかっていて、かなり待ってようやく丸い月を拝むことができた

雲が次々に流れてきて、月を隠した