冬至が間近になって、日の出、日の入りの方角が最も南に寄る時期になった。
けさはまずまずの天気になりそうだったので、あべのハルカスを絡めた朝焼けを狙おうと思っていた。
しかし、朝起きると相当に寒く、かなり眠かった。
「きょうは撮影中止だ。こんな日に無理することはない」と再び布団に潜り込もうとして、ふと「こんな日はベランダで撮ればいいじゃないか」と思い、外を見た。
通天閣の上に雲がたなびき、西の空が赤く染まろうとしていた。
布団から出てカメラを構えるまで約1分。
寒くても、眠くても、私にはベランダという心強い味方がある。