朝の雲に翻弄された

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けさのあべのハルカス。上部にかかる帯状の雲が輝いていた

きのうの夕方、思いもしなかった夕焼けが撮れ、気をよくして、けさの行動を考えた。

天気予報を見ると、わずかながら雨の可能性があった。

「雨上がりの雲が強烈に染まるかも。勢いに乗っていこう」と、早朝から出かけることにし、目覚ましをセットして寝た。

 

朝起きて向かったのは、あべのハルカスを仰ぎ見るいつものポイントだった。

時折、雨がぱらつき、雲が厚いように見えた。

「いいぞ、いいぞ、思惑通りだ」と思いながら三脚を立てた。

しかし…。

 

厚い雲はいっこうに染まらず、そのうちに雲のほとんどない晴れ渡った空になった。

「こりゃだめだ。あと1枚撮ったら引き揚げよう」、その繰り返しで粘っていると…。

 

雲が複雑に流れ、あべのハルカスに近づいてきた。

薄い雲が染まったり、厚い雲が染まらなかったりで、予測がつかず、目の前の風景をひたすら撮った。

朝の雲に翻弄された一日の始まりだった。

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日の出の時刻(きょうは午前4時47分)の25分前。雲が思いのほか厚く、ほとんど染まらなかった

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雲がなくなり、きれいに染まる可能性が低くなった

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帯状の薄い雲が赤く染まった

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雲が大挙して押し寄せてきて、ごちゃごちゃとした空になった