私が管理人を務めるマンションは豊かな緑を売りにしていて、敷地内に数え切れないほどの木が茂り小さな森のようになっている。
そこにはどこからともなく鳥がやってくる。
森に響く鳥の声は心を癒やしてくれる。
きのう、森の中を掃除していて、「ああ、このマンションは鳥を大切にしているんだな」と思うものを見つけた。
それは鳥のための小さな家だ。
小さくても立派な「純木造住宅」で、鳥の数世帯が一緒に住めるくらいの大きさだ。
それを見て、「ここは思った以上にすてきなマンションなのかもしれない」と思った。