きょうは久しぶりに浜寺公園の脇に行って、早朝のチン電を狙った。
天気予報は微妙で、出かけるときも東の空は雲に覆われていた。
「薄い雲なら大歓迎なんだが、厚いと…」と思いながら、いつものポイントに立った。
雲は厚く、朝焼けは望めそうになかった。
チン電を始発から2、3本撮り、染まらない空を見上げながら、「こんな日もある。早々に引き揚げるとするか」と半ば諦めていた。
それでも、もう1本だけ、もう1本だけと粘っていると、空が微妙に染まり、雲の切れ間から光が差し始めた。
「待てば海路の日和ありっていうのは本当なんだな」と思いながら、シャッターを押した。