「秋分」の朝をため池で迎える

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日の出を間近にしたころ。よく見ると光芒(光の筋)が伸びている

きょうは「秋分」だ。

秋分を辞書で引くと「太陽の黄経が180度に達した時」とあり、何のことだかよくわからないが、太陽がほぼ真東から昇り、真西に沈み、昼夜がほぼ同時間となる日と考えていい。

 

理屈はさておき、せっかくの秋分なのだから、日の出を撮ろうと、時々行っている家の近くのため池で朝を迎えた。

ほぼ快晴の空に雲が低くたなびき、なかなかの光景が見られた。

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日の出の時刻(きょうは午前5時47分)の15分ほど前。たなびく雲が紫に染まった。清少納言が『枕草子』でいう「紫だちたる雲の細くたなびきたる」は、もう少し淡い光景だろうか

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やがて雲がピンクに染まった

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日の出を迎えた。立ち並ぶ住宅の間にわずかに見えていた葛城山の山頂付近から朝日が昇った

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朝日がしっかりと昇り、水面に光を投げかけた。さざ波が立っていて、2つの朝日というわけにはいかなかった