サンタが去り、鬼の天下に

私が勤めている中崎町の印刷会社の真ん前に小さな緑地がある、

去年の12月初め、そこにサンタクロースと鬼が登場した。

おととしの12月に現れたサンタは、年を越えてもまだそこにいた。

鬼は初お目見えだと思われる。

私は今年の2月中ごろまで、サンタと鬼が同居するのだろうと思っていた。

 

ところが、年が明けてから見ると、そこにサンタの姿はなく、鬼の天下になっていた。

サンタはクリスマスを過ぎるとすぐに去っていったらしい。

相棒を失った鬼はわが物顔かと思いきや、少し寂しげに見えた。

それでも、鬼にはあと1カ月近く踏ん張ってもらわなくてはならない。

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会社の前の緑地に陣取る鬼たち。サンタクロースがいなくなり歯が抜けたようだ

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さまざまな表情をした鬼は、スマホの格好の被写体だ。サンタが去った今も鬼の人気は衰えていない

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子どもが中に入って遊んだらしく、地面にあった明かりが消えている場所がある。この鬼は仲間から離れ、周りも暗くつらい境遇にあるように見える