きょうの昼休み、仕事場に近い郵便局へ行くついでに、いつもの猫がいる場所に寄った。
何度か撮った白い猫がいた。
いつものように家と家の隙間に入ってじっとしていたので、カメラを向けた。
そのとき、私は猫の表情にはっとした。
憂いを含んだというか、思い詰めたというか、悲しげというか、非常に魅力的に映った。
人は地球上で最も知能の発達した動物で、感情も豊かだとされている。
しかし、それはどうだろう。
この猫の表情は、人でもなかなかできるものではない。
ひょっとしたら、猫の感情は人と同等、あるいはそれ以上に豊かなのかもしれない。
猫の表情を見てそんなふうに思った。