暗くても猫は撮れるぞ

日の入りの時刻が早くなり、普通に仕事を終えると外はすでに薄暗くなっている。

仕事帰りに猫を追いかけるのも限界に近い。

ただ、それは普通の手持ち撮影の場合で、三脚を使ってスローシャッター(といっても0.3秒から0.5秒くらいだが)を切れば写真は撮れる。

 

通常、そんな撮り方で動くものは撮れない。

しかし、このところ何度も猫を追いかけ回し、その習性が少しずつわかってきた。

猫は人が近づいたと感じて逃げるときも、一目散には逃げず、ちょっとやそっとでは手出しできないところまで逃げると、そこでこちらを向いて様子を見る。

猫は1つの場所にいるときは、じっとしていて動きが少ない。

ということで、きょう仕事が終わってから、三脚と望遠レンズを持って猫を探した。

 

まずは仕事場の近くを歩く。

すると私の目の前を茶トラと白の毛色の猫が横切った。

絶好のチャンスと思い近づいた。

案の定、猫は急いで逃げる。

「わかっているよ。少し離れたところで止まってこっちを見るんだろう」と思いながら見ていると、その通りになった。

そこでおもむろに三脚を立てて撮影した。

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茶トラと白の猫。駐車場の明かりに照らされていた。作戦がずばり当たった形だ

「暗くても猫は撮れるぞ」と気をよくして、中崎町商店街から黒崎町公園へ足を延ばした。

猫はなかなか見つからず、最後に公園へ戻ったところ3、4匹の猫がいて、そのうちの2匹を撮影することができた。

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キジトラと白の猫が公園の塀に座っていた。猫の左上のポスターにも猫と人が描かれている

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同じ毛色のキジトラと白の猫が自転車の車輪の脇にいた。表情に幼さが残っている