縁の下は暖かいぞ

空き家の縁の下にいた「たんちゃん」

きのうの朝、普段より少し早く家を出て、近くの路地を歩いた。

たんちゃんが空き家の縁の下にいた。

立春を過ぎて暦の上では春になったとはいえ、朝の冷え込みはまだ厳しい。

たんちゃんは縁の下で寒さをしのぎ、「ここは暖かいぞ」と言っているかのようだった。

その空き家の玄関には餌も置かれていて、たんちゃんにとってはわが家のようなものなんだろう。

たんちゃんの姿を見て、「立派な家があってけっこうなことで」と思った。

たんちゃんは空き家の玄関に移って、朝の食事を始めた

「こいつはうまいや」という顔をしたたんちゃん