けさは普段より1時間早く家を出て、天王寺公園へ行くつもりだった。
しかし、支度に手間取り、出るのが10分ほど遅れた。
時間的にはなんとかなる範囲内だったが、ちょっと面倒になり、新世界を歩くことにした。
朝の7時すぎの新世界は、光がほとんど差しておらず、素通りしようと思い、地下鉄の恵美須町駅へ向かった。
その途中、通天閣の少し北にある「福永大神」に差し掛かったとき…。
神社の入り口に立つ石灯籠に目が行った。
あたりは明るくなっていたが、灯籠の明かりは消えていなかった。
「朝の石灯籠か。暗いうちの仕事を終え、ほっとひと息といったところだな」と思い、撮影することにした。