帰りがけの駄賃

きのうの夕方、地下鉄の長田駅の近くで見た空

きのうは朝のうち晴れていた空がやがて雲に覆われ、さえない天気になった。

仕事が終わり、「さて、どこかでめしでも食って帰るか」と考えながら歩いていたところ、西の空の底が赤く染まり始めた。

上空の雲は厚いままで、期待が持てる状況ではなかったが、「まあ、行きがけの駄賃ならぬ帰りがけの駄賃になればいいんだから」と、地下鉄の長田駅に近い駐車場へ行った。

スタンバイしたのは日の入りの時刻(きのうは午後5時39分)の5分ほど前だった。空の底はわずかに見えるだけで、「こんな雲じゃどうにもならんな」と思っていた

意外なほど鮮やかに染まったあと、暗くなると空のコントラストが強くなり、ちょっと不気味な雰囲気が漂った。いずれにしても「帰りがけの駄賃」としては十分だろう