この季節を待っていたよ

けさ、西成の商店街の脇に立つ木造アパートにいた猫の姉妹

けさ、出勤の途中で、西成の商店街の脇に立つ木造アパートの前を通った。

「玄関で猫が日なたぼっこをしていなかな」と毎日のように見ているが、夏場は日なたにいることがまったくない。

きょうは秋らしい涼しい朝になって、「そろそろだな」と思ってのぞき込んだ。

案の定、猫の姉妹が玄関にいて、気持ちよさそうに眠っていた。

その姿は「この季節を待っていたよ」と言っているかのようで、私も「そうそう。人も同じだよ」と思いながらカメラを向けた。

右の大柄な猫は、しばらくの間、薄目を開けて私を見ていたが、左の猫は「そっちは頼むわ」といった様子で、ひたすら眠っていた