先の4連休の初日、JR大阪環状線の寺田町駅へ行き、電車を撮った。
この駅の線路は南北両側で曲線を描いていて、それは「寺田町カーブ」と呼ぶにふさわしい見事さだった。
その日は京都の友人との待ち合わせの関係で、昼の光の下での撮影となり、「夕日に照らされたカーブはさらに見応えがあるんじゃないか。出直さなくちゃいけないな」と思いながら、その場を後にした。
そして、きのうの仕事が終わってから、夕刻の寺田町カーブを撮りに行った。
森ノ宮駅で地下鉄からJRに乗り換え、時間も運賃もそれほどかからずに寺田町駅に着いた。
しかし…。
夕日が差していると思った線路は完全に日陰になっていた。
考えてみると、沿線はビル街で線路はその谷間を走っている。
日が西に傾くと日陰になるのは明らかで、そこに思いが至らなかった自分が情けなくなった。
ということで、光が差さない寺田町カーブの撮影となった。
それでも薄暗くなったカーブでは電車のライトで線路が輝き、それなりに見応えがあったが…。