「日替わり」がないなんて…

きょうの仕事帰りに行った「日の出食堂 おきばり屋」

数日前、勤務先のマンションの住民さんから耳寄りな情報を入手した。

マンションから歩いて10分少々のところにあるトラックターミナルに、安くて品ぞろえも豊富な食堂があるという。

場所柄からいってトラック野郎御用達の店であることは間違いない。

その食堂の名は「日の出食堂 おきばり屋」。

昔ながらの名前で、庶民的でボリュームたっぷりのメニューが頭に浮かんだ。

税込み500円の「日替わり定食」がおすすめだと聞いた。

店に行ってみると…。

 

お目当ての「日替わり定食」が売り切れていた。

「そ、そんな。日替わりがないなんて…」と思いながら別の定食を頼んだら思いのほか値段が高く、この食堂の神髄に触れることができなかった。

まあ、きょうは探りを入れただけということで、次回以降に期待しよう。

「大衆食堂」ののれんが懐かしい。最近はこの文字を見ることがほとんどなくなったように思う

大衆食堂とはいいながら、店内は広く清潔感が漂っている

まずはトレーを1枚取って前に進む

数多くの定食の短冊を横目に見ながら、「きょうはこれじゃない」とさらに前に進み

配膳口で注文し、支払いをする。ここで「日替わり定食」と注文したら、「きょうは売り切れですよ。そこに出ているでしょう」と言われた

少し戻ると、このボードが下がっていた。「そりゃないよ」

店の人に「きょうの日替わりは何だったんですか」と聞くと、「『売り切れ』の下に書いてありますよ」と言われた。それじゃと売り切れのマグネットをはずすと、「肉団子のてりやき」の赤い文字が出てきた。「これはきっと鶏肉だぞ。いずれにしても食べられなかったのか」と思った

「日替わり定食」に振られたので、勢いで「それじゃ、アジフライ定食を」と注文した。

950円という値段を聞いてびっくりしたが、いまさら変更するわけにもいかず、1000円札を出して50円のおつりをもらった。

アジフライができるまでに、セルフサービスのごはんとみそ汁を用意した。定食にこだわったのは、ごはんとみそ汁がお代わり自由だからだ。このところ大食いと化している私は、喜んでごはんをお代わりした

みそ汁の鍋を開けると湯気でレンズが曇った。みそ汁もお代わりしたいところだが、塩分を考えて見送った

これが「大きなアジフライ定食」

わざわざ「大きな」というだけあって、アジフライは確かに大きい。作り置きを温めるといういい加減なフライではなく、その場で揚げているので、ぱりぱりさくさくで味もなかなかだ。本来なら「値段も納得」といいたいところだが、500円の定食がお目当てだったので、どうしても高いなと思ってしまう

店は東大阪トラックターミナルの管理棟に入っている。帰り道にあるなら毎日でも寄りたいくらいだが、駅の反対方向に10分少々歩かなければならないので、そう足繁くは通えない。日替わり定食が何だかわからない上、きょうと同じように売り切れの心配もある。さらにトラック野郎御用達の食堂ということで、酒が提供されないのもつらいところだ。まあ、週に1回ここに来て、その日は禁酒というのも悪くないなとは思うが