「立夏」だから

きょう、スーパー玉出で買った「立夏」にまつわる商品

きょうは、二十四節気の一つ「立夏」だ。

暦の上では夏が始まったわけだが、きょうは気温が高いのに天気が思わしくなく、夏らしい被写体が思い浮かばなかった。

 

そこで、江戸時代の俳人・山口素堂の句「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」を思い出し、「この句にちなんだ食べ物を探そう」と、阪堺電車今池駅に近いスーパー玉出へ行った。

「目には青葉」にちなんだものをと「大葉」(税抜き98円)を買った。「目には大葉」なんてだじゃれでごまかそうとしたわけではなく、青い葉っぱであることは確かだなと思った

「山ほととぎす」は無理だと思い、「おととい、山の中でホトトギスの声を耳にしたのでそれでいいか」と考えていた。しかし、売り場でふと「そういえば正岡子規の子規はホトトギスの漢字表記だよな」と思い、子規の好物をスマホで調べ、鯛を買うことにした。買ったのは「活鯛のお造り」(税抜き278円)だった

「初鰹」は簡単で、「かつおのたたきお造り」(税抜き328円)を買った。カツオはやはり刺身よりたたきが合うと思う。大葉を薬味として使い、うまさが増したような気がした

締めとして「たけのこご飯」(税抜き138円)を買った。タケノコは今が旬で、初夏らしい食べ物だと思った。たくさんあったパックの中から、タケノコが多そうなものを選んだ

立夏、初夏とは関係ないが、酒は「日本酒」(税抜き168円)を選んだ。料理の並びからして、洋風の酒では場違いな感じがぬぐえない。日本的な風習は日本酒が彩りを添えないといけない