きのうの夜、松乃木大明神の近くの路地から空を見上げたら、半月より少し太い月の近くに輝く赤い星が見えた。
それが火星であることはすぐにわかった。
その場で撮影しようと思ったが、スマホで調べたところ、月と火星はきょうのほうがより接近するということで、1日先送りすることにした。
で、せっかくの月と火星の接近だから、あべのハルカスの上に輝く2つの星を撮り、近くで輝く恒星と絡めようと思っていた。
近くには、おうし座のα星のアルデバランとオリオン座のα星のベテルギウスの2つの赤い1等星があり、火星のライバルとして撮れるはずだった。
しかし、西成まで戻ったら…。
きょうの月の出の時刻は午後0時37分で、西成に帰り着いたときには、天頂に近い位置にあり、あべのハルカスと絡めることができなかった。
周辺の星も、アルデバランは見た目には近いのだが、写真にすると間延びするほど離れていた。
ベテルギウスにいたっては、近いとはいえないだろうという位置にあった。
結局、月と火星を並べて撮っただけ。
それも火星がどこにあるのかわからないような写真にしかならなかった。
星の撮影は難しい。