病院から昇る十六夜の月

大阪公立大学医学部附属病院の建物から昇る今夜の月

きょうの仕事帰り、西成まで戻ってからいつものようにスーパー玉出に寄り、ちょっと買い物をして帰り道を歩いた。

高速道路の高架下に差しかかったとき、「きのうが満月なら、きょうは十六夜の月か。きのうの月の方角からすると、あべのハルカスとの絡みが撮れるんじゃないか」と思った。

 

いつものポイントへ行き、空を見上げた。

月はどこにもなかった。

「あれ。そろそろ昇ってもいいころなんだけどな」と思い、よく見ると、あべのハルカスの左に見える大阪公立大学医学部附属病院の建物の上が明るくなっていた。

月がここから昇るよと教えてくれているようだった。

「満月の翌日でも、きょうの月も十分見応えがあるだろう」といつもの場所の近くで待ち構えた。

月が顔を出す直前。病院の建物の上部がはっきりと明るくなっている

建物を離れた月。きょうは月を撮る予定がなく、それ用のレンズを持参していなかったので、きのうほど大きくは撮れなかった。月をよく見ると、右上がわずかに暗くなっていて、満月を過ぎたことがわかる

病院の上、あべのハルカスの左に昇った月。このまま待っても、月があべのハルカスの上を通過することは明らかだったので、早々に切り上げた