きのう京都へ行くに当たり、紅葉の撮影ポイントを考えた。
私は人混みが苦手で、普段は名所といわれる場所にはほとんど行かないが、今回はなけなしの金をはたいて行くのだからと、渡月橋のほかに紅葉の名所とされる3つの寺を訪ねることにした。
しかし…。
朝の渡月橋での撮影のとき、予想以上の写真愛好者がいて、「平日とはいえ、紅葉シーズンのピークだからな。それにしても…」と思った。
撮影を終え、次の目的地である寺へ向かおうと、道の脇にある地図を見た。
川沿いに「東海道自然歩道」が延びていて、せっかくだからとその道を歩いた。
すると…。
道が川沿いから離れ、ちょっとした坂道を上ると、すぐに見事に染まった木が現れた。
その周辺にも数多くの紅葉があり、人影もまばらだった。
それを見て、「わざわざ人混みに飛び込まなくても、紅葉の京都を感じることができるだんな」と思い、寺へ行くのを見送って、東海道自然歩道沿いの紅葉の撮影を始めた。