けさ早く大阪を出て、紅葉の京都にやって来た。
最初の目的地は、京都を代表する紅葉の名所である嵐山だ。
私の家の最寄り駅である地下鉄の動物園前駅から、阪急嵐山線の嵐山駅まで1時間足らずで着き、「えっ、こんなに近いのか」と驚いた。
駅を出て外を見ると、山に霧がかかっているように見えた。
「こりゃ急がないと霧が消えてしまう」と、嵐山の象徴である渡月橋に向かった。
行ってみるとちょっとした誤算があった。
春の桜、秋の紅葉で有名な嵐山だけに、紅葉をめでるポイントは数多くあると思っていたが、撮りたくなる光景は渡月橋とその背後の山だけだった。
それでも朝の柔らかな光が差す嵐山は見応えがあった。