紅葉の京都その4 長い帰り道で

苔むしたかやぶき屋根と紅葉

紅葉の京都を訪ねる旅、本線と考えていた「愛宕念仏寺」での撮影を終え、嵐電の嵐山駅に向かって歩いた。

愛宕念仏寺は嵐山エリアの最奥部に位置し、嵐山駅まで歩くと30分は優にかかる。

せっかく長い帰り道を歩くのだからと、その道すがら紅葉を探した。

特にこれを撮らなきゃというものがなく、目に付いたものを撮るのはけっこう楽しく、「遠いな」と思うことがなかった。

奇怪な形をした大木の隙間から紅葉が見えた

道の脇に鮮やかに染まった木があった。たぶん民家(豪邸だが)が所有している木だろう。こんな見事な木が庭先にある家が羨ましくなった

赤く染まった木の前にススキがあった。ススキはまだ穂を垂れておらず、紅葉からバトンタッチされてこのあとの主役になるのだろう

嵐山エリアは竹の名所としても知られる。崖の上に真っすぐに伸びた竹が並んでいた

大きな柿の木が実をつけていた。下の方は収穫されているのか、実があるのは上部だけだった

道端に小さなお地蔵さんがあった。静かにたたずんでいるお地蔵さんに、思わず手を合わせた