不思議な「元宵節」

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東の空に浮かぶきょうの月

きょうは旧暦の1月15日で、中国では「元宵節」という重要な祝日になっている。

新年最初の満月の日ということなのだが、今年はちょっと不思議な現象が起きている。

満月はきょうではなく、あさってなのだ。

中秋節中秋の名月)の際も、満月とのすれが生じることがある(ずれることのほうが多い)ので、そのからくりを調べたことがある。

しかし、よくわからないというのが正直なところだ。

それにしても2日もずれるとは…。

 

不思議な元宵節だなと思いながら、せっかくだからと勤務先のマンションの屋上に上がって月の出を待った。

満月のかなり前なので、きょうの大阪の月の出は午後4時9分で、まだ夕方ともいえない時間帯だった。

そして、東の空の底には厚めの雲がかかり、生駒山地から顔を出す月は拝めず、少し高い位置まで昇って辛うじて見えるようになった。

空に浮かぶかすかな月をめでて、元宵節を祝った。

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月の出の時刻から40分余りが経過したころ、ようやく月が見えるようになった。このあたりにあるのではと思って見ないとわからないくらいかすかな月だった

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空に明るさが残っているうちは、元宵節の主役である月の出番が来なかった

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西の空に日が沈み、東の空が暗くなると、ようやく月の出番になった