赤い雲から昇る十三夜の月

きょうの夕方、東の空に昇った月

きょうは旧暦の9月13日で、「十三夜」という日本古来の月見の日だ。

せっかくだから、絶好の月見のスポットである勤務先のマンションの屋上で月をめでようと思っていた。

 

ただ、心配なことが2つあった。

1つは天気。

きょうは朝から厚い雲が空を覆い、「これで月見ができるのかな」という天気だった。

もう1つは月の出の時刻。

大阪の月の出は午後4時56分で、日の入りが5時33分だった。

ということは、日が沈む前の明るいうちに月が出ることになる。

「そんな時間に月がくっきりと見えるのかな」と思っていた。

 

しかし、その両方がいい働きをしてくれた。

東の空に漂っていた雲が夕日によって染まり、赤い雲から昇る十三夜の月を見ることができた。

「こんなこともあるんだな」と思いながら、東の空に昇っていく月を追いかけ続けた。

月の出の時刻に生駒山方面を見た。「まだ、こんなに明るいのか。これじゃ淡い月しか見られないな」と思った

生駒山地の上に雲が漂い、期待していた山の端から昇る月は拝めなかった。しかし、しばらくすると、赤く染まった雲から月が顔を出した

生駒の山の上に昇った月。雲のない空もうっすらと赤く染まっていた

十三夜の月。左側がわずかながらはっきりと欠けている