懐かしの「CHOICE」の歴史に驚く

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森永製菓のビスケット「CHOICE」

きょうも仕事帰りにスーパー玉出に寄り、「減塩」をキーワードに食材を探した。

その際、懐かしい菓子を見つけた。

森永製菓のビスケット「CHOICE」だ。

 

パッケージに書かれた栄養成分表示を見ると、1枚当たりの食塩相当量は0.04グラムだった。

これなら1箱に入っている14枚を一気に食べても、塩分は1グラムにもならない。

糖質は気になったが、現状では体重より血圧を先に考えなければならないので、買うことにした。

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スーパー玉出で買った「CHOICE」。昔のパッケージはビスケットが並んで入っていて細い長方形だった

部屋に帰ってCHOICEの歴史を調べて驚いた。

私は小学生のころ、このビスケットのCMをよく見ていて、昭和40年代の発売だと思っていた。

ところが…。

 

CHOICEが登場したのは1937(昭和12)年で、進物用缶入りビスケットの詰め合わせの1つだった。

その翌年、戦時体制下の金属類節約のため、紙パッケージに変更となった。

敗戦後は進駐軍とその家族用に生産され、国内向けに発売されたのは1952(昭和27)年だった。

CHOICEは戦前、戦中、戦後を生き抜いて現在に至っていることがわかった。

何気なく食べていたCHOICEだが、その歴史を知り、襟を正して口に入れないといけないなという気持ちになった。

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パッケージを開けると、2枚1パックになったビスケットが姿を現す

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袋に入ったビスケット。最近はこんな包装が多くなった。勤務先のマンションで周辺の歩道を掃除していると、たばこの吸い殻の次に多いごみがこうした菓子の小さな袋だ

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CHOICEの味は昔と変わっていなかった。小学生のころを思い出しながら味わった