きょうも仕事帰りにスーパー玉出に寄り、「減塩」をキーワードに食材を探した。
その際、懐かしい菓子を見つけた。
森永製菓のビスケット「CHOICE」だ。
パッケージに書かれた栄養成分表示を見ると、1枚当たりの食塩相当量は0.04グラムだった。
これなら1箱に入っている14枚を一気に食べても、塩分は1グラムにもならない。
糖質は気になったが、現状では体重より血圧を先に考えなければならないので、買うことにした。
部屋に帰ってCHOICEの歴史を調べて驚いた。
私は小学生のころ、このビスケットのCMをよく見ていて、昭和40年代の発売だと思っていた。
ところが…。
CHOICEが登場したのは1937(昭和12)年で、進物用缶入りビスケットの詰め合わせの1つだった。
その翌年、戦時体制下の金属類節約のため、紙パッケージに変更となった。
敗戦後は進駐軍とその家族用に生産され、国内向けに発売されたのは1952(昭和27)年だった。
CHOICEは戦前、戦中、戦後を生き抜いて現在に至っていることがわかった。
何気なく食べていたCHOICEだが、その歴史を知り、襟を正して口に入れないといけないなという気持ちになった。