思い出はモノクロームその10 朝の「ジャンジャン横丁」

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朝のジャンジャン横丁

私が住んでいるマンションから北に少し歩いて広い道路を越えると、浪速区になる。

浪速区の繁華街といえば、真っ先に浮かぶのが通天閣に象徴される新世界だろう。

その南に「ジャンジャン横丁」がある。

 

狭い通りの両側に飲食店や娯楽の店が軒を並べ、夜は活況を呈している。

と言いたいところだが、新型コロナウイルスの感染拡大で、このところそれほどのにぎわいは見られなくなっている。

 

夜の盛り場であるジャンジャン横丁に、出勤のついでに寄ってみた。

静まり返った横丁もけっこう味わい深い。

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雑然としたジャンジャン横丁らしい一角があった。看板、貼り紙、落書きが混然一体となっている

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ふと見上げると壊れた看板が目に入った。「閉店して久しいんだろうな」と思っていたが、夕方通ったときに見ると立派に営業していた。失礼しました

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射的の店の看板が通りの脇に出しっぱなしになっていた。よく見ると、近くにマスクが落ちていて、今時の光景だなと思った

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閉店した串カツの店があった。シャッターが下りていなかったので、中をのぞくことができた。いろいろな人が働き、いろいろな人がやって来たんだろうと考えると、少し悲しくなった

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通りの北の端にある立ち食いうどんの店は朝から繁盛していた。かけうどんが170円というのは驚きの安さだ

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通りに朝日が差し込んできた。ジャンジャン横丁の眠りはまだしばらく続くのだろうが