マヅラで朝食を

きのうの帰りに買い物をし忘れ、けさ起きたら何も食べるものがなかった。

「よし、それならあそこで朝食だ」と思った。

 

堂島の仕事場に移ってから、毎朝、大阪駅前ビルの地下を歩いて通勤している。

その途中にずっと気になっている店がある。

店の名は「マヅラ」、見るからに「昭和」を感じさせるレトロな喫茶店だ。

以前、仕事帰りに営業時間を聞き、「朝は9時からですけど、8時半すぎには開けてますので」と言われて、いつかは「マヅラで朝食を」としゃれこみたかった。

それがやっと実現した。

 

調べてみると、マヅラは1947年、大阪駅前の闇市の一角にオープンし、1970年に大阪駅前第一ビルの地下に移ったことがわかった。

70年を超える歴史を持っていることになる。

店内のインテリアは創業当時とほとんど変わっていないという。

歴史の重みを実感できる喫茶店だ。

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「マヅラ」。駅前第一ビルの一角で存在感を放っている

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入り口の脇に立つ「ジョニー・ウォーカー」のフィギュア。少し汚れていて、それがいい味を出している。次回は仕事帰りに寄って、ジョニー・ウォーカーを飲みたい

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店内はかなり広い。朝一だったので、客は私だけ。歴史に彩られた空間を独り占めした思いだった

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注文したのは「モーニングセット」(税込み400円)。オーソドックスなセットがこの店にふさわしいと思い、ホットコーヒーとトーストの組み合わせにした