園内にはバラがたくさんあるので、それに群がる虫が撮れるのではと思っていた。
ところが、行ってみるとバラの花はとっくに盛りを過ぎており、虫の姿はほとんどなかった。
何も撮らずに帰るわけにはいかず、近くの難波橋(なにわばし)の上から夕景を狙った。
そこで見たのが夕空に浮かぶ猫型のかかしだった。
猫型ロボットの「ドラえもん」のようにはいかないが、猫が手(前足)を広げてかかしのように立っている。
よく見ると後ろ足や尻尾のようなものまであり、顔の部分もじっくり見ると目と鼻らしきものがあってかなりの美形だ。
最近、猫をしきりに撮り歩いているのでそう思っただけかもしれないが、私の目には猫がふら~と浮かんでいるように見えた。
なにはともあれ、雲はさまざまな形に変化して、私の目を楽しませてくれる。