手持ちぶさたな看板息子

おとといの夜、西成の高速道路の高架下にいた「看板息子」

おとといの夜、西成まで帰っていつもの道を歩き、高速道路の高架下に差し掛かった。

高架下にある居酒屋の周りを見たら、店から少し離れた場所に、私が「看板息子」と呼んでいる猫がいた。

「あれっ、いつもと居場所が違うな」と思い、店を見るとシャッターが下りていた。

 

普段は店の前に座っている看板息子が、所在なさげに寝そべっていた。

「そうか。きょうは店が定休日なんで、おまえも手持ちぶさたってわけか」と思いながら、撮影に付き合ってもらった。

看板息子はずっと何かを見ていた。特に気になるものがあるようには思えなかったが

 

久しぶりに「キムチ食べ放題」へ

きょうの仕事帰りに行った「ふくちあん」

きょう、仕事が終わろうかというころ、ふと「あのキムチ食べ放題へ行きたいな」と思った。

そのサービスがあるのは、仕事場から歩いて10分ほどの場所にある「ふくちあん」だ。

久しぶりにキムチをつまみに一杯やった。

これがお目当ての「キムチバー」。キムチは2種類しかなかったが、それで十分だ

普通の白菜のキムチのほかにモヤシのキムチも加えた

酒は「ブラックニッカハイボール」(税込み400円)にした

ふくちあんはラーメンの店だが、値段がけっこう高い。私の好きな「天津丼」があったので注文した。ラーメンは税込み770円からで、天津丼は税込み610円とかなりお得だ

 

穏やかな時の流れ

東大阪市役所北の公園にいた又三郎

きのうの仕事帰りに、東大阪市役所の北にある公園へ行った。

「本格的な夏も近いな」と思わせる暑い一日だったが、夕暮れ時はかなり過ごしやすくなっていた。

 

石碑の上に又三郎がいた。

又三郎は「寝相が悪いぞ」と声を掛けたくなるような格好で、気持ちよさそうに眠っていた。

 

しばらくすると、面倒を見てくれるおばあさんがやって来て、又三郎は石碑から下りて餌にありついた。

その後、また石碑に上がり、ひとしきり毛づくろいをし、再び猫らしくない格好で眠り始めた。

又三郎の警戒心の薄い動きを見て、穏やかな時の流れを感じた。

毛づくろいに励む又三郎

再び眠り始めた又三郎。冷たい石が気持ちいいのか、石碑に貼り付くような格好だった

 

惣菜のパレード

JRの弁天町駅に近い居酒屋のテークアウトコーナー

きのうの夕方、安治川の河畔で2つの線路を走る電車を撮ったあと、JRの弁天町駅まで歩いて帰った。

駅に着く直前、居酒屋の前にテークアウトのコーナーが設置されているのに気づいた。

コロナ禍でそうした居酒屋が増えたので、特に目を引いたわけではなかった。

しかし、きのうのコーナーは惣菜の種類が驚くほど多く、「惣菜のパレードだな」と思った。

売り子を務めていた女性に声を掛けられたこともあり、「きょうはここで晩めしを買うか」と足を止めた。

ずらっと並ぶ惣菜の数々。居酒屋なので、惣菜というよりつまみなのだろう

店は瀬戸内直送の魚を売りにしていて、すしの品ぞろえも充実している

店の名は「とと海月(くらげ)」。家の近くにあったら時々寄りたくなるような店だ

きのう買ったのは、「アジフライ」(税込み280円)、「豚キムチスープ」(税込み300円)、それに「白ごはん」(税込み150円)だった。居酒屋の料理だけに味は相当なもので、ボリュームもたっぷりだった

 

狙いを広げて絞ると

安治川の河畔を走るJRの特急「はるか」

きのうの夕方、安治川の河畔から阪神なんば線の鉄橋を撮影した。

その場所は1週間前にJR大阪環状線の鉄橋を撮影したポイントのほんの少し上流で、沈む夕日が私の背中を照らした。

夕日はきれいで、「おい、きょうはこっちにあいさつなしかよ」と言われているような気がした。

 

そこで、阪神なんば線の鉄橋に差す夕日が弱くなったところで、狙いを安治川河畔の高架になった線路に変えた。

そして、前回の轍を踏まないように、対象を「はるか」と「くろしお」の2つの特急列車に限定することにした。

安治川に行くに当たって、「きょうは電車のシルエットなしだ」と思っていたが、狙いを広げ、通常の電車を見送ることで狙いを絞った。

夕日が家並みの向こうに姿を隠したころ、特急「くろしお」がやって来た

「ここが河畔だということを忘れちゃいけない」と思い、撮り方を変えた。日の入りの時刻(きのうは午後6時55分)を少し過ぎたころで、空が柔らかく染まっていた

 

再び安治川へ

安治川に架かる阪神なんば線の鉄橋を渡る電車

きのうは朝から快晴の天気に恵まれた。

こんな日を待って行きたい場所があった。

それは今月9日に行った安治川だ。

 

その日は鉄橋を渡る電車のシルエットを狙い、思ったような成果が挙がらなかったが、撮影の合間に見た上流の風景が印象に残った。

そこには阪神なんば線の鉄橋があり、背後に大阪市中心部の高層ビルが立ち並んでいた。

そのとき「夕日がしっかり当たる日に再び安治川へだな」と思い、1週間後にその日が訪れたというわけだ。

川、船、鉄橋、電車、ビルを夕日が照らした

夜を待った。電車を止められる条件ではなくなり、光の帯にするしかなかった

 

辛うじて見えたアーチ状の虹

きのうの夕方、生駒山の周辺にかかった虹

きのうは勤務先のマンションで月1回の会議があり、残業となった。

会議は夜までかかるため、通常の仕事が終わる時間を見計らって、近くの食堂「まこ」で腹ごしらえをしようと外に出た。

雨がぽつぽつと降っていて、東の方角の生駒山には黒い雲がかかっていた。

一方、西の空には雲の切れ間があり、時折、日が差していた。

「これなら生駒山に虹がかかるんじゃないか」と思い、食事の時間を返上して屋上に上がった。

すると…。

 

期待通りに虹がかかった。

ただ、虹の下の方ははっきり見えていたものの、上部は雲の具合がいまひとつでぼやけていた。

それでも目を凝らすとなんとか虹が識別できた。

辛うじて見えたアーチ状の虹だった。

虹の北側は、長くはっきりとした光の帯が見えていた

南側の虹は山から光が立ち上っているように見えた