手持ちぶさたな看板息子

おとといの夜、西成の高速道路の高架下にいた「看板息子」

おとといの夜、西成まで帰っていつもの道を歩き、高速道路の高架下に差し掛かった。

高架下にある居酒屋の周りを見たら、店から少し離れた場所に、私が「看板息子」と呼んでいる猫がいた。

「あれっ、いつもと居場所が違うな」と思い、店を見るとシャッターが下りていた。

 

普段は店の前に座っている看板息子が、所在なさげに寝そべっていた。

「そうか。きょうは店が定休日なんで、おまえも手持ちぶさたってわけか」と思いながら、撮影に付き合ってもらった。

看板息子はずっと何かを見ていた。特に気になるものがあるようには思えなかったが