不気味に光る目

きのうの夜、松乃木大明神にいたにいやん

きのう、西成まで帰ってから、いつものように松乃木大明神へ行った。

鳥居をくぐると、賽銭箱の上ににいやんがいるのが見えた。

ほかの猫の姿はなかった。

 

賽銭箱の上の猫は見慣れた光景なので、「きょうは帰るわ。またな」と声を掛けたところ、にいやんが目を覚まし、その目が明かりを反射して輝いた。

「不気味に光る目だな」と思い、明かりとにいやんの位置関係を計算しながらカメラを構えた。

私がにカメラを向け続けるので、にいやんが「いつまで撮ってんだよ」と言わんばかりに顔を背けて眠り始めた