おとといの仕事帰り、西成まで戻ってから、いつものように松乃木大明神へ行った。
じめじめとした暑い夕方で、猫がどうしているか気になった。
境内に入り、2つの祠を見回しても猫の姿はなかった。
「どこで夕涼みをしているんだ」と路地へ向かおうとしてふと木の下を見ると、白黒の猫が気持ちよさそうに眠っていた。
「こりゃ、ほかにも猫がいるな」と思い、石柱の柵の外を見たら、西一とにいやんが寝ていた。
最後にやんちゃんがやって来て、石柱の上に寝そべった。
4匹の猫を見て、写真家・植田正治の代表作『少女四態』を思い出した。
その写真とはまったく趣が違うとはいえ、「これは『猫四態』だ」と思い、モノクロで撮影した。