捕らぬ狸の…

きょうの夕方、勤務先のマンションの屋上から見た西の空

きょうの仕事が終わろうかというころ、なぜか「刺身で一杯やりたい」と思った。

そのつもりで、勤務先のマンションを出たのだが…。

 

外に出て空を見たら、暗い雲が広がっていた。

雨雲というより雪雲に近く、何かが起きそうな気がした。

西の空を見たところ、雲の切れ間らしきものがあり、「何かは虹かもしれないな」と思い、マンションの屋上に行き先を変えた。

しかし…。

 

屋上から見た西の空にははっきりとした雲の切れ間があり、「あそこに夕日が顔を出すまで撮って、その後は東の空の虹だ」と考えた。

これが捕らぬ狸の皮算用で、雲の切れ間に見えたのは光芒ばかりで、肝心の夕日はまったく顔を出さなかった。

「光芒が見たいわけじゃないんだけどな」と思いながら、暗くなっていく西の空を見続けた。

スタンバイしたのは、日の入りの時刻(きょうは午後5時51分)の30分ほど前だった。「これだけの空間があれば、夕日が顔を出さないはずがない」と思っていた

雲のほころびからこぼれているなと思う光芒も見られたが…

結局、見えたのは「あれが夕日なのかな」という光景だけで、東の空に虹を描くような光は差さなかった