春の訪れを告げる姉妹

西成の商店街に近いアパートにいた猫の姉妹

ずんぶん前の話になるが、「建国記念の日」の朝、近鉄南大阪線土師ノ里駅で電車を撮った。

その帰り、大阪阿部野橋駅に着いてから西成の商店街に向かった。

 

商店街の脇に立つ木造アパートの前を通り、玄関から中をのぞくと、姉妹の猫のうちの1匹がいた。

「玄関で見るのは久しぶりだな」と思い、カメラを向けていると、もう1匹も帰って来て姉妹の猫が並んだ。

そこには柔らかい光が差し込んでいて、2匹は日だまりで気持ちよさそうにしていた。

暖かい季節になると、アパートの玄関にいる猫が見たくなる。

私にとって、2匹の猫は春の訪れを告げる姉妹だといっていい。

私が玄関をのぞき込んだときにいたのは1匹だけだった

やがてもう1匹が外から帰って来て、毛づくろいを始めた