きょうは仕事終わりで勤務先のマンションの屋上に上がり、通天閣に沈む夕日を狙おうと思っていた。
しかし、屋上に行ってみると、西の空の雲が厚く、夕日を拝める状況ではなかった。
「また時期を逸したな」と思いながら帰りの道を歩いた。
高速道路の立体交差に差し掛かり、西の空を見たら赤く染まっていた。
急いで準備をして、さあ撮影だと思ったときには、空の色がほとんど残っていなかった。
「流れが悪いときはこんなもんだ」と歩き出し、地下鉄の長田駅の入り口に着いて、念のためと西の空を見ると、赤が鮮やかさを増していた。
それはなんとか撮影することができた。
へまばかりしていたが、最後に辛うじて救われた。