諦めの悪さが奏功

きょうの夕方、勤務先のマンションの屋上から見た通天閣方面

きょうの夕方、勤務先のマンションの屋上に上がった。

狙いは通天閣に沈む夕日だった。

どんぴしゃのタイミングには2日から3日早いと思われたが、あす以降、天気が崩れるという予報が出ていて、「とりあえずきょうやるしかないな」と思った。

しかし…。

 

西の空の低い位置に雲が広がり、屋上でスタンバイしたときは夕日が隠れる寸前だった。

夕日はその後、姿を見せてはくれなかった。

夕焼けも望み薄で、「さっさと帰って一杯やるか」と思いながらも、「諦めずに待っていれば何か起きるかもしれない」と思い直し、西の空を見続けた。

すると…。

 

日の入りの時刻から30分ほど経過したころ、通天閣の上空の雲が部分的に染まった。

それもかなり鮮やかに。

「諦めの悪さが功を奏したな」と思いながら、暗くなるまで撮影を続けた。

スタンバイしたのは、日の入りの時刻(きょうは午後5時24分)の15分ほど前だった。夕日が雲に隠れようとしていて、「ちょっと待ってくれよ」と慌てて撮影した

マンションの屋上から見る通天閣は小さい。その背後には厚い雲が居座っていた

通天閣のライトアップが始まった。このあとしばらくして上空の雲が染まり、冒頭の写真のようになった

きょうは通天閣以外にも、諦めの悪さが見せてくれた光景があった。

大阪市中心市街地南部の高層ビル街の上空。これでもまずまずの染まり具合だなと思っていたが…

しばらくすると、高層ビル街の上空が広く鮮やかに染まった

六甲山方面もぼんやりと染まっていた空が…

空の鮮やかさが増し、ビル街の明かりも目立つようになった