きょうの夕方、勤務先のマンションの屋上に上がった。
狙いは通天閣に沈む夕日だった。
どんぴしゃのタイミングには2日から3日早いと思われたが、あす以降、天気が崩れるという予報が出ていて、「とりあえずきょうやるしかないな」と思った。
しかし…。
西の空の低い位置に雲が広がり、屋上でスタンバイしたときは夕日が隠れる寸前だった。
夕日はその後、姿を見せてはくれなかった。
夕焼けも望み薄で、「さっさと帰って一杯やるか」と思いながらも、「諦めずに待っていれば何か起きるかもしれない」と思い直し、西の空を見続けた。
すると…。
日の入りの時刻から30分ほど経過したころ、通天閣の上空の雲が部分的に染まった。
それもかなり鮮やかに。
「諦めの悪さが功を奏したな」と思いながら、暗くなるまで撮影を続けた。
きょうは通天閣以外にも、諦めの悪さが見せてくれた光景があった。