きょうの午後4時ごろ、生駒山の上に黒い雲がかかり、雷鳴がとどろき始めた。
朝から天気予報を見ておらず、夕方まですっと好天が続くと思っていたので、天気の急変に驚いた。
外に出てみると、西の空は晴れていて、夕日が差していた。
「これは虹がかかる絶好の条件じゃないか」と思い、仕事を少し早めに切り上げて屋上に向かった。
しかし…。
屋上につながる階段を上ろうとしたとき、雨が激しくなり、雷がかなり近い場所に落ちた。
「撮影を見合わせるのが賢明だな。しかし、見るだけは見ないと」と考え、屋上に上がった。
虹は生駒山の南にほんの少し見えているだけで、悪条件下で撮るべきではないと判断した。
一方、西の空は赤く染まり、印象的な光景になっていた。
「やるしかないか」と屋上の西の方に移動し、三脚を立て傘を差して撮影した。
撮影の間も時々、稲光が見え、大きな雷鳴がとどろいた。
シャッターを押すたびに、「これで終わりにしよう。いや、あと1枚だけ」を繰り返し、雷におびえながらの撮影となった。
で、西成に戻って道を歩きながら、路面を見たら、雨が降った形跡がまったくなかった。
スーパー玉出のおばちゃんに聞いても、「雷はゴロッと鳴ったけど、雨は降ってないね」という話だった。
屋上から見た西の空は、大阪市内の上空だったようだ。
大阪市内と東大阪はそれほど離れていないはずだが、これほど天気が違うことがあるのかと驚いた。