きのうはせっかくの休みなのに天気がはっきりせず、何も撮れなかったといっていい状況だった。
夜、天気予報を見たら、きょうは朝から好天の予想が出ていた。
「久しぶりに高速道路の高架下へ行くか」と思いながら寝た。
朝早く起きて外を見ると、雲ひとつない快晴のように見えた。
「なんだ。雲なしか。撮影は見送るか」と、ふと空の上の方に目をやると、月のそばに明るい星が輝いていた。
木星であることはすぐにわかった。
「せっかく月と木星が接近してくれているんだ。撮らないわけにはいかないな」と思い、家の近くにある上町断層の坂を上った。