きのうの仕事帰りに、東大阪市役所の北にある公園へ行った。
又三郎がお気に入りの場所である石碑の上にいた。
それだけならいつものことだが、いつもと違っていたのは、そこに夕日が差していたことだ。
夏場に公園へ行くと、又三郎はたいてい日陰で夕涼みをしていて、石碑には日が当たらなくなってから上がる。
きのうは最高気温が30度を超えて真夏日になり、夕暮れ時になっても暑さが残っていた。
それでも又三郎は夕日が当たる場所にいた。
微妙な季節の変化を感じ取っているようで、「夕日を浴びながら夕涼みかい」と目で語りかけながら又三郎と向き合った。