おとといの夕方、勤務先のマンションの屋上から、雲に紛れるようにして現れた虹を撮影した。
その虹が消えたあと、屋上の西側に移動して、赤く染まった空を狙った。
屋上に上がったときは、「きょうは東の空だけでいい」と思っていたが、西の空を見てそのまま帰るわけにはいかなかった。
夕暮れ時に東の空に虹がかかるためには、夕日が差すことが必須で、ほとんどの場合、いい感じの夕焼けが見られる。
ということで、東の空の虹と西の空の夕焼けという見応えある光景に挟まれ、こちらを撮ればあちらが撮れずという悩ましい状況になる。
屋上で右往左往しながら、「東西の空は天秤棒の両端に重りがぶら下がっているようなものだな」と思った。