西一ここに眠る

きょうの夕方、松乃木大明神にいた西一

きょうの仕事帰りに、いつものように松乃木大明神へ行った。

梅雨明けから延々と続く猛暑が、夕方になっても残っていた。

顔なじみの猫は皆、神社に続く路地で、地べたに貼り付くようにして涼を取っていた。

 

松乃木大明神の境内に入ってあたりを見回すと、猫塚の根元で西一が眠っていた。

猫塚は三味線作りの犠牲になった猫を供養する石碑だ。

きょうの光景を見て、「西一ここに眠るだな」と思いながら撮影した。

私の動きを警戒して、西一が目を開いた。「こら、きょうは西一ここに眠るを撮っているんだ」と思ったが、なかなか目を閉じてはくれなかった

猫塚に近づくと、西一は奥に隠れてしまった。右下に耳がちらっと見えている。考えてみると、西一は三味線の原料になることはないので、ここで供養されることはない