動物園にタヌキがいた

きょうの夜、天王寺動物園にいたタヌキ

「動物園にタヌキがいた」というと当たり前のようだが、きょうはちょっと趣が違った。

 

このところストレスがたまることが多く、きょうは仕事帰りに、酒をバーッと飲んで発散したくなった。

といっても先立つものはなく、ボトルがある西成のカラオケ居酒屋で軽く一杯やるしかなかった。

その帰り…。

 

そのまま手ぶらで帰るのもなと思い、新世界へ足を延ばした。

お目当ての路地裏の猫は姿がなく、天王寺動物園の入り口まで行った。

そこにいる猫もぱっとせず、ふとフェンスに目をやると、猫が鉄格子から顔を出しているように見えた。

近づいてみると、それは猫ではなく、タヌキだった。

そのタヌキはおりの中で飼育されているものではなく、好き勝手に動き回る半ば野生化したタヌキだった。

「動物園で珍しい動物を見ることができた」というのも当たり前のようだが、きょうタヌキを見ることができたのは貴重な体験だったと思う。