きのうの出勤の途中で、地下鉄の動物園前駅に近い木造アパートの前を通った。
玄関の扉が開いていたので中をのぞいたが、猫の姉妹はともに姿が見えなかった。
朝日の位置が高くなって、アパートの玄関にはほとんど日が差さなくなっていた。
「猫の姉妹ともしばらくのお別れだな」と、あたりを見回したところ、思いもしないところにいた。
エアコンの室外機に姉妹のうちの1匹が上がり、日差しを浴びて気持よさそうに眠っていた。
すぐにカメラを取り出して撮影したあと、猫が室外機に上がった経路を考えた。
室外機の周りはタイル張りの壁で、猫が爪を引っかけられるとは思えなかった。
「どうやって上がったんだ？ 大したもんだな」と思いながらその場を離れた。
