きょうは仕事帰りに、東大阪市役所の22階にある展望ロビーへ行った。
庁舎は高さ115.8メートルで、その最上階のすぐ下に展望ロビーがある。
前々から気になっていたが、けさ、日の入りの方角を調べたところ、市役所の近くにある高速道路の立体交差の向こうに日が沈むことがわかった。
天気予報もまずまずで、「よし、展望ロビーの小手調べといくか」と思った。
しかし、条件はいいのやら悪いのやら…。
確かに100メートルの高さから見る風景はかなりのものだった。
室内なので空調が効いているのも、この時期にはありがたい。
一方、展望ロビーから見る風景はガラス越しで、そのガラスがけっこう汚れている。
おまけに外が暗くなると、室内の明かりがガラスに反射して写り込んでしまうため、それを防ぐのに苦労する。
あべのハルカスや生駒山を狙うなら、勤務先のマンションの屋上の方が条件はいいといえる。
ただ、すぐ下に見える高速道路の夜景は見応え十分で、それを撮るためだけだとしても行く価値は十分にあると思う。
ところで、外が暗くなるころ、一人の若者がやって来て、私のそばでスマホを使って撮り始めた。
私の写真を液晶でのぞき見るようにして、「きれいですね」と言った。
私はここぞとばかりに、「こういう風景はスマホじゃ厳しいな。三脚は必須だね」と返した。
すると若者は「スマホでもけっこうきれいに撮れますよ」と言いながら、画面を見せてくれた。
その出来に驚いた。
スマホじゃねと偉そうに言った自分が恥ずかしくなった。
「そのスマホは何?」
「iphone12です」
「新しいね。だからきれいに撮れるのかな? おじさんのひと昔前のiphone7でも撮れるかな」
そんなやり取りをしたあと、私のスマホを外に向けた。
その結果…。