東大阪市役所の22階から

東大阪市役所22階の展望ロビーからの眺め

きょうは仕事帰りに、東大阪市役所の22階にある展望ロビーへ行った。

庁舎は高さ115.8メートルで、その最上階のすぐ下に展望ロビーがある。

前々から気になっていたが、けさ、日の入りの方角を調べたところ、市役所の近くにある高速道路の立体交差の向こうに日が沈むことがわかった。

天気予報もまずまずで、「よし、展望ロビーの小手調べといくか」と思った。

しかし、条件はいいのやら悪いのやら…。

 

確かに100メートルの高さから見る風景はかなりのものだった。

室内なので空調が効いているのも、この時期にはありがたい。

一方、展望ロビーから見る風景はガラス越しで、そのガラスがけっこう汚れている。

おまけに外が暗くなると、室内の明かりがガラスに反射して写り込んでしまうため、それを防ぐのに苦労する。

あべのハルカス生駒山を狙うなら、勤務先のマンションの屋上の方が条件はいいといえる。

ただ、すぐ下に見える高速道路の夜景は見応え十分で、それを撮るためだけだとしても行く価値は十分にあると思う。

スタンバイしたのは日の入りの時刻(きょうは午後5時35分)の20分ほど前だった。 画面の左下にあべのハルカスが、夕日の真下の少し右に通天閣が見えている

きょうも夕日が通天閣の上を素通りしていった

夕日が雲に隠れるようにして沈んでいった

夕日が姿を消した直後のあべのハルカス

仕上げにあべのハルカス方面の夜景を撮って終了とした

ところで、外が暗くなるころ、一人の若者がやって来て、私のそばでスマホを使って撮り始めた。

私の写真を液晶でのぞき見るようにして、「きれいですね」と言った。

私はここぞとばかりに、「こういう風景はスマホじゃ厳しいな。三脚は必須だね」と返した。

すると若者は「スマホでもけっこうきれいに撮れますよ」と言いながら、画面を見せてくれた。

その出来に驚いた。

スマホじゃねと偉そうに言った自分が恥ずかしくなった。

「そのスマホは何?」

「iphone12です」

「新しいね。だからきれいに撮れるのかな? おじさんのひと昔前のiphone7でも撮れるかな」

そんなやり取りをしたあと、私のスマホを外に向けた。

その結果…。

iphone7で撮るとこうなる。画像処理は一切していない。簡単に夜景が撮れた。AIに写真を撮ってもらう時代がすぐそこまで来ているなと感じた