きのうは勤務先のマンションで月1回の会議があった。
会議は予定より少し早く終わり、すきっ腹を抱えながら地下鉄の恵美須町駅で電車を降りた。
松屋で晩めしと思っていたが、それより先に猫を探そうと歩き回った。
新世界の顔なじみの猫は姿が見えず、そのまま西成に戻って、高速道路の料金所の近くへ行った。
小屋の上に大柄な猫がいた。
その猫は悠然と寝ていたが、私が近づいたので、うとうとしながら時々、目を開けた。
そのうちに車がやって来て、ヘッドライトが猫を照らした。
猫は人に邪魔されながらも、相変わらず悠然としたもので、「あんたらはあんたらで、俺は俺だ」といった様子だった。