きのうの仕事帰りに、東大阪市役所の北にある公園へ行った。
又三郎がお気に入りの場所である石碑の上にいた。
通りかかったお母さんと子どもが近くにいて、「かわいい猫ちゃんやね」などと言いながら又三郎を見ていた。
又三郎はそんなことは気にもとめず、毛づくろいに余念がなかった。
お母さんと子どもが去ったあと、私も又三郎に近づき、石碑のすぐそばまで行った。
石碑の脇には「平和の女神像」が立っていて、又三郎はその足元に寝そべるような格好になっていた。
やがて又三郎が大きなあくびをした。
それを見て「平和の女神の下の平和な光景だな」と思った。
ロシアのウクライナ侵攻で世界の平和が乱され、全面核戦争による人類滅亡というフィクションのような事態さえあり得ない話ではなくなっている。
又三郎の大あくびはたわいないことだが、そんな平和な光景が失われないことを祈らずにはいられなかった。