大陸からの春の便り

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きょうの夕方、西の方角を見ると

けさ、ラジオで天気予報を聴いたら、「きょうは黄砂が飛来するでしょう」と言っていた。

「ほう、大陸からの春の便りだな。きょうの夕方はマンションの屋上だな」と思った。

日中は黄砂の影響がそれほど感じられなかったが、仕事を終えてから屋上に上がった。

夕日がかすみ、大阪市中心部の街並みもかすんでいた。

それを見て「黄色い砂はどれくらいの距離を移動してきたんだろう。お疲れさま」と言いたくなった。

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長い旅を続ける黄砂が、西の空を赤く染めた

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夕日がぼんやりとかすみながら沈んでいった