飲み屋の一断片

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新世界の飲み屋にこんな光景があった

きょうは土曜日で、あすは休みだ。

いつもは「さあ、中村食堂へ行こう」となるのだが、中村食堂を思い描いてもワクワクしなかった。

中村食堂に通い始めて2年と3カ月、この間、同じような料理を食べ続けている。

多少なりとも飽きがくるのは仕方のないことだ。

 

ということで、きょうは新世界で何か食べて帰ろうと、よさそうな店を探した。

しかし、店をなかなか決めることができず、通天閣の周辺を歩き続けた。

そうこうするうちに、いくつかの飲み屋で、どこにでもありそうなのになぜかぐっとくる光景を見かけた。

「飲み屋のひとつの断片だな」と思いながらカメラを向けた。

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メニューの名前も値段も表示されていないぶっきらぼうな料理のショーケース。上部はほこりをかぶっている。すしを中心とする魚料理の店だ

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店の入り口の脇に鎮座するフクロウ。とんかつ割烹の店だ

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路地に面したスナックの入り口にあった「盛り塩」。いかにも日本的ないい風習だなと思った